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“窓口業務のオートメーション化” 実現に向け、フェアリーデバイセズ社と技術提携に関する基本合意書を締結

オムロン ソーシアルソリューションズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長: 細井俊夫、以下OSS)は、2018年12月6日、フェアリーデバイセズ株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役:藤野真人、以下フェアリーデバイセズ)と、公共施設で活用できる音声認識技術とデバイス・機器の開発を目的とした技術提携に関する基本合意書を締結しました。
OSSは、これまで鉄道や道路交通などの社会インフラ分野でオムロンが持つセンシング&コントロール+Thinkの技術を使い、利用される方が”安心・安全・快適”に生活できる様々なシステムを開発・提供してきました。今後、少子高齢化による労働力不足が深刻になっていく中、OSSは多様な利用客が行き交う公共施設で人がおこなっている業務の省力化に応える新しいオートメーションが必要であると考えています。
OSSは、その一つとして、窓口業務をロボットが行うことで業務の省力化を進め、かつ多様な利用客の問い合わせに正確、丁寧に答えられる、“窓口業務のオートメーション化”の実現を目指しています。この実現のためには、多くの利用客が行き交う雑踏環境でも正確に音声を集音する技術と、ロボットによる会話を人と同等の自然なものにする技術が必要です。
これまで人と人との対話が主である窓口業務は自動化が困難でしたが、音声処理技術の発達によってロボットでの省力化が実現可能になってきています。OSSは音声認識関連技術の中でも優れた集音・音声処理技術を持つフェアリーデバイセズと技術提携に関する基本合意書を締結し、正確に音声を認識できる技術とデバイス・機器の開発を進めていきます。そして、これらの技術・ノウハウを、駅やホテルなど多様な利用客が行き交う公共施設へ展開していきます。

フェアリーデバイセズについて

フェアリーデバイセズは、「使う人の心を温かくする技術開発」を企業理念として2007年に設立され、音声認識関連処理・自然言語処理関連技術をコアとした事業を展開しています。認識速度を高速化し、ストレスの無い対話コミュニケーションの実現や、人間が発する声以外の音で「拍手」「咳、くしゃみ」「笑い声」「大きな息の音」の識別、さまざまな環境で音の特徴を学習し多様な音の識別を実現するなど、高度な音声認識技術の開発に取り組んでいます。