MR504DVのファームウェアです。MR504DV内部のファームウェアを書き換えることによって、アップグレードできます。

Ver.1.31からの変更点は以下の通りです。

変更された内容：

1.

PPPoE切断後の自動再接続間隔を7秒へ変更しました。

2.

LCPエコーによるPPPoEの切断判断に用いる送信間隔、受信タイムアウト、リトライ回数をコマンドにより設定可能な機能を追加しました。

3.

シーケンス番号が変更されている場合のNAT変換キャッシュ保持時間を有限値へ変更しました。

4.

NTT西日本のフレッツ・光プレミアムサービスにて提供される特定のCTUへ対応するために接続シーケンスを追加しました。

修正された内容：

1.

HTTP関連の特定のレジストリ値をデフォルト設定から変更したPCから複数のブラウザを起動してルータに同時ログインした場合、ルータにアクセスできなくなる現象を修正しました。

2.

NAPTを使用するTCPのセッションがTCP-RSTパケットによる切断を繰り返した場合、NAPTを使用する新たなTCPセッションが張れなくなる現象を修正しました。

3.

PAP認証を行なうプロバイダと接続した場合、LCP Echo Requestが2重送信される現象を修正しました。

4.

PPPoE常時接続のセッションを3セッション以上同時に接続した場合に、新しい2つのセッションのみしかLCP Echo Requestを送信しない現象を修正しました。

制限事項：

1.

VPNポリシーのIPsec SA有効期間について
MR504DV同士でIPsec通信を行う場合、起動者側のIPsec SA有効期間が応答者側より大きい設定のとき、IPsec SAが確立できないことがあります。この場合は、応答者側と起動者側のIPsec SA有効期間を同じ時間にするか、応答者側のIPsec SA有効期間が大きくなるように設定してください。

その他：

1.

VoIPアダプタ動作確認済
NTT東日本・NTT西日本のVoIPアダプタの動作確認済です。
（VoIPアダプタのファームウェアVer.3.00にて動作確認済）

Ver1.30 → Ver1.31

修正された内容：

1.

WindowsXP SP1もしくは同等のUPnPの動きをする機器がLAN側に設置され､かつUPnP機能がONの状態で連続使用した場合、ルータの動作が不安定になる現象を修正しました。

2.

IPSec機能を使用して、連続使用した場合、VPN通信ができなくなる現象を修正しました。

3.

DDNS設定でID、P/Wに間違いがあると､ルータアクセスできなくなる現象を修正しました。

4.

ログ表示で連続使用した場合、ログ表示できない現象を修正しました。

5.

ルータ稼動時間表示が497日で0に戻る現象を修正しました。

Ver1.21 → Ver1.30

新機能：

1.

IPv6マルチキャスト（MLDv2）機能に対応しました。

修正された内容：

1.

ISAKMP実装に関する脆弱性の問題(NISCC-273756)について対策しました。

2.

PPPoE接続時に相手先ゲートウェイを含むネットワークをナチュラルマスクルートとして自動追加しない仕様に変更しました。

3.

送信時にWANのMTUを超えるサイズのパケットをフラグメントせずに送信してしまう場合がある現象を修正しました。

4.

IPsecカプセリングパケットのDFビットがPath MTU Discoveryモードの設定と関係なくセットされてしまう場合がある現象を修正しました。

5.

フラグメントされたバケットを受信して結果的にそのパケットを破棄するという処理が繰り返されると通信ができなくなる場合がある現象を修正しました。

6.

IPsecトンネル経由で一部が欠落したフラグメントパケットの受信を繰り返すと通信ができなくなる場合がある現象を修正しました。

7.

MR504DVとVer.1.21より古いファームウェアが書き込まれたMR404DVが混在する環境でIPsec通信を行うと正常に通信できなくなる場合がある現象を修正しました。

8.

すでに設定済のVPNポリシーを設定画面で修正する際に、ローカルIPアドレス/リモートIPアドレスで[全て]を設定/保存すると、正常に通信できなくなる場合がある現象を修正しました。

Ver.1.21
初期バージョン

ダウンロードしたファイルは以下の構成になっています。

• mr504_v133.bin：ファームウェア（約1.6Mbyte）

ファームウェアの書き換え手順は取扱説明書 詳細設定編の「ファームウェア更新」をご参照ください。

ファームウェアダウンロードはこちら → ダウンロード

設定コマンド仕様書（ファームウェアVer.1.33用）のダウンロードはこちら → ダウンロード

注意事項：

1.

アップグレード中は、MR504DVの電源を切らないでください。

2.

ファームウェア書き換え時に、ルータの設定内容が消去されることはありませんが、念のために設定内容を保存しておくことをお勧めいたします。